ホテル・旅館ガイドブック

無料低額宿泊所

最近よく耳にするようなったこの言葉ですが、皆さんはどのような意味で捉えているのでしょうか?実際に聞いてみると言葉通りにとらえ「宿泊するのにお金がかからない所」だったり「宿泊する部屋だけ貸から安く泊まれる」と言った言葉多く観られました。しかし、実際の無料低額宿泊所の意味は若干違います。福祉法によって「生計困難な人へ低額で貸し出すか又は無料での宿泊を行なう事業」というような名目の下運営されている宿泊施設なのです。この宿泊施設の運営の殆んどは支援団体のNPO法人が行なっていることが多く資金源に複数の企業にスポンサーになってもらっている所もあります。そのため、スポンサーがついている宿泊施設は食事の提供や、就労者への就職支援や指導の充実を図っている所もあります。

無料低額宿泊所で宿泊している殆んどの方が身寄りのない高年齢お年寄りやホームレスなのですが、近年ではリーマンショックに始まる部品製造業に初まり、生産ラインで働いていた派遣雇用員が景気の悪化で解雇され、所持金が尽き仕事も見つからないため無料低額宿泊所を尋ねる労働者が後を絶たない。実際に景気悪化による福祉施設の入所者は爆発的に増えており、政府や地方都道府県がNPO団体に低所得者やホームレスの受け入れを要請しても各無料低額宿泊所はどこも満杯で受け入れられる収容人数ではなくなってきているのが現状です。また、無料低額宿泊所は宿泊期間に制限が有る施設(順番でホームレスや求職者の支援をするための処置です)が殆んどで大体1ヶ月間で最長でも3ヶ月程度(施設によって異なりますのでご了承ください)の宿泊が出来ますが、その間に就職や住む場所を確保しないと宿泊期限が切れたときに滞在する場所が無くなってしまいます。宿泊期限が過ぎてしまった人たちは宿泊所に泊まれる番が回ってくるまで野宿を行なうしかないという現状になっています。

考察

上記で書いた無料宿泊所の利用者は大きく分けて2つのタイプに分かれると思っています。一方は仕事が出来る人間と、もう一方は仕事が出来ない人間です。仕事が出来ない人間は年齢的な問題や身体能力の欠如など本来の無料低額宿泊所を必要とする人達で、仕事が出来る人間は年齢的にまだ若く、身体に障害が無い方です。この、仕事が出来る人達は最近起こった世界恐慌の煽りは欧米から始まり日本の製造業に直撃したおかげで、自動車製造に関連する工場の殆んどの製造ラインから労働者の姿が消え、市内の公園やインターネットカフェで「難民」と称していた人たちの成れの果てです。実際に中には生産ラインから外されてもすぐに就職された方も多くいます。特に自動車関連の製造業は地方からの出稼ぎも多かったため派遣を解雇されたのを転換期に考え地元での就職するために帰郷した方も多いことでしょう。

実は意外な事に日本の失業率は外国諸国に比べて大分低いのですが、なぜこのような事になったのでしょうか?要因の一つとして掲げられるのは国外生産です。特に近年ではコスト削減を叫び、人件費の安い外国諸国に工場を求め、国内から国外へ工場を移すのが当たり前になってきています。企業が利益を出すために工場の海外移転は当たり前だとおもいますが、日本の場合海外に工場を建てるだけ建てて雇用や景気対策をおろそかにしていたのが原因です。また、この問題を報道するマスコミにも無駄に不安を煽るような報道を行なう事が問題だと思います。

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最終更新日:2017/10/11

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